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Alamak! Matilah cikgu!
ファリダ先生の「あらま〜!先生はピ〜ンチ!」
Vol. 4 食べ物 〜宗教編
"Sesungguhnya Allah hanya mengharamkan kepada kamu memakan bangkai
dan darah, daging babi serta haiwan yang disembelih bukan kerana Allah.".
(al-Baqarah : 173)"
「神が禁止とする食べ物は既に死んだ動物、動物の血、豚の肉、
またイスラムの教えに基づく絞め方をしなかった動物である。」 |
食べ物に対する執着は人によって違います。食べ物の話をしただけで目がキラキラする人もいますし、好き嫌いがなく、食べたことがないものにも好奇心を持って、何でも試してみたいと思う人もいます。しかし、それとは逆に、食べ物について全く関心のない人もいますし、嫌いな食べ物の臭いをかいだだけで気持ち悪くなる人もいます。
マレーシアの家庭の食事は、日本とはかなり違います。たとえば、日本の主婦は、栄養のバランスにとても気を使い、家族の健康を考えながら、朝昼晩、毎回の食事を準備します。
一方、マレーシア人の家庭では、毎日4〜5回食事をします。家庭によっては食事の時間を決めずに、いつでも家族が食べられるように用意しておきます。そのため、主婦は、毎朝、一日分の家族の食事をいっぺんに作って、作り置きしています。食事をする時は、日本のように最初から人数分の器に取り分けて出すことはしません。ビュッフェのように、大皿におかずを数種類用意するので、各自、自分のお皿にご飯と好きなおかずを好きなだけ取って食べます。

イスラム教に基づく方法で動物を
さばいているところ。 |
マレーシアでホームステイした日本人の学生たちは、通常、ホストファミリーと一緒に食事を取ります。食材を買って来て、毎日の料理を作るのはホストファミリーです。しかし、ホームステイも後半になると、1人の学生はだんだんマレーシアの家庭料理に飽きてしまいました。毎日、食べ慣れない辛い料理が続いたためでしょう。ある夜、彼はとうとう我慢ができなくなり、自分の食べたい料理を作ることにしました。日本から持って来た缶詰を開けて、ホームステイ先の台所で温め、自分用の夕飯を作ったのです。そして、ホストファミリーと一緒にその夕飯を同じテーブルで食べました。
彼は、食事中に家族から彼の作った夕飯についていろいろな質問をされたそうです。なぜなら、マレーシア人の家族は、彼が作った夕飯の食材が気になって仕方がなかったからです。初めは家族も気づかずに、一緒に食べながら話しをしていました。しかし、食事中にお父さんが急に立ち上がって食事をやめました。そして、お母さんはすぐに台所に入って、お鍋を持って家の外に出て行きました。 |
そうです。彼が日本から持ち込んだ缶詰の原材料の中に、イスラム教徒が食べてはいけないものが含まれていたのです。日本人には理解しづらいかもしれませんが、イスラム教徒には食べてはいけないものがあり、その匂いをかぐことを嫌がり、また、それがついたお皿やフォークを使うこともできないのです。
イスラム教徒にとって食事は大切です。よい物を食べるとよい結果を招き、悪い物食べると、悪い影響を受けます。食べた物は、身体の血となりますが、その血は人間の性格に強い影響を及ぼします。たとえば、牙のある動物の肉を食べると、いつも他の人とけんかばかりして、些細な事でも不満に思って相手を殺したいと思うようになり、危険です。
イスラム教徒にとって不浄とされている豚肉を使った料理に使用した皿、鍋、フライパンなどの調理器具は、イスラム教徒は使うことができません。しかし、決められた洗い方をすると、再び使うことができます。それは、不浄の調理器具を7回洗い、その中の1回は赤土(*注1)で洗うという方法です。
話は戻りますが、日本人学生が自分用の夕飯を作った夜、早速、そのホストファミリーから私に電話がかかってきました。Alamak! Matilah Cikgu!
(*注1)
赤土で洗うのは、汚れを落とす1番の方法とイスラム教の教えにある。
(*注1豆知識)
昔は食器なども洗剤ではなく、土で洗って汚れを落としていました。ですから、イスラム教では土を使うのが一番汚れが落ちる方法とされています。また、川や海で水浴びをする際も、泥を身体に塗り、そのまましばらく置いてから再び水に入って泥を落とすと肌がしっとりすべすべになるため、泥パックもよく行われていたそうです。
★今回の言葉★
"Sesungguhnya Allah hanya mengharamkan kepada kamu memakan bangkai
dan darah, daging babi serta haiwan yang disembelih bukan kerana Allah."(al-Baqarah
: 173)
「神が禁止とする食べ物は既に死んだ動物、動物の血、豚の肉、またイスラムの教えに基づいた絞め方をしなかった動物である」
★説明★
肉を食べるとき、イスラム教徒はイスラム教で教えられた方法で動物を殺します。それは、その動物と肉をきれいに浄化する意味があります。その方法であれば、血の中に漂っている魂が動物を切り落とす時に、血と共に外へ流れ出るのです。
ですから、イスラム教徒の人は工場の機械で絞められた動物の肉は、まだその魂が浄化されていないと信じ、食べないようにしています。また、そういった食べ物を食べると、人間は凶暴で動物的な性格になると言われます。
イスラム教では、死んだ動物の肉やその血、豚肉、またイスラム教徒の教えに基づく絞め方をしなかった動物は食べてはいけません。しかし、災害や戦争で食料不足の時、それしか食べるものがない状況下では、生きるための量だけ食べることが許されます。
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