ファリダ先生のコラム★「ファリダ先生のあらま〜!先生はピ〜ンチ!」

Alamak! Matilah cikgu!

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Alamak! Matilah cikgu!
ファリダ先生の「あらま〜!先生はピ〜ンチ!」
Vol. 3 管理 
"Di mana ada semut di situ ada gula."  
「蟻のいる所には、必ず砂糖がある」

 マレーシアの人間関係は日本と比べるととてもオープンです。お手伝いさんは家族と一緒に同じ家に暮らしていますし、一般的な家庭では、おじいさん、おばあさんも一緒に生活しています。家族によっては、親戚までもが同じ屋根の下で暮らしていますが、こういった生活状況はマレーシアでは珍しいことではありません。

 それどころか、ご近所の人も自由に家にやってきては、家族に全く遠慮なく勝手に出たり入ったりしています。「お菓子を持ってきたわよ」、「お鍋を貸してね」、「買い物に行くけど、何か買ってきてほしいものある?」などなど。1日に何度も用事を尋ねて来ます。

 そんな時、日本の方はドアの外でお話をするのが普通ですね。ちょっとした用事であれば、ドアの外で応対して、用事が済んだらさっと失礼する光景を私自身もたびたび経験しました。マレーシアでは、近所の方が家にいらした時には、ドア越しに話をすることはまずありません。必ず家の中に招き入れます。というのは、マレーシアでは、訪問客を家の中へ入れないのは相手に対して大変失礼になるからです。



オープンな近所付き合い
 さて、話は変わりますが、人間はいろいろな人がいますね。マレーシア人、日本人など人種の違いだけでなく、良い人、悪い人、人のものを無断で取ってしまうクセのある人など様々です。ですから、自分で判断して、自分の身は自分で守ることが必要です。 

 時々、ホームスティ先で学生さんのお金がなくなるという事件が起こります。「あれ?お金がなくなっている。たしか部屋に置いておいたのですが…」学生さんからの連絡で、ホストファミリーに事情を聞いたり、皆で探したりして、結局、家中大騒ぎになります。「だれか取ったの?」ホームスティ先の両親も子供たち1人1人に尋ねたり、お手伝いさんにも聞いたりして、延々と質問は終わりません。

 部屋でお金がなくなったからといって、ホームスティ先の家族だけを疑うのはどうでしょうか?大切なものは、自分できちんと管理することも必要だと思うのです。周りの人も、皆が心配して、お互いとてもいやな気持ちになります。しかも、時には、後で別の場所で見つかったとか、本人が勘違いしていたというケースもあります。日本の学生さんは、普段から衣服やかばんのポケット、ノートの間などにお金を入れっぱなしにしているので、もともとお金の管理をしっかりする習慣がないのも問題ですね。

 日本には日本の習慣がありますが、海外に出たら、よりよい人間関係を築く上で、相手を尊重しながら、事件を未然に防ぐためにも、どのようにしたら気持ちよく過ごすことができるかを考えなくてはいけませんね。

 こうして、事件が起こる度に、学生たちもホストファミリーも、代わる代わる私のところに相談にやって来ます。そうすると、私は”Alamak, matilah cikgu!”と叫びたくなるのです。


★今回のキーワード★

"Di mana ada semut di situ ada gula.”  「蟻がいる所には必ず砂糖がある」

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